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明けの魔女

Category散文
 彼には、力が必要だった。

 忌むべき人買いの元に顔を出し、
 方々を巡って、素質のある子供を捜した。

 金は幾らかかっても構わない。

 炉に火を入れることができれば、
 我は在りし日の栄華を取り戻すのだ。


 あの大空より見下ろす大地は、いかに美しいことだろう。



 そのためには、
 古の魔道師に劣らぬだけの素質を持つ者が必要だった。

 炉に、主が戻ってきたと誤解させるだけの魔力を持つ者さえいれば。
 無限に湧き出る兵士が手に入るのだ。

 

 こうして連れてこられた赤子がひとり。

 育て親に促され、娘は地下へと降りる。 
 ただ、彼を手伝いたい一心で。


meliant
+ メリアント +
 人物ラフ@那月さん / 塗り、仕上げ、背景@酉

 自分では大人っぽく描けないからと、人様のラフ絵を回収してみた。
 やってみたかったから、という理由で縦長使用です。 

 よく見ると途中で燃え尽きたのがばれるんで、軽く流しみる感じでどぞ。

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